リサイクルごみの日にごみ置き場に行くと、大量のベットボトルが出してある。たいていはマニュアルどおりに透明のビニール袋に入れて、蓋をとり、外側のラベルははがしてある。しかしこんなことをする暇があったら、ペットボトルを使わないことを考えたほうがよいのではないだろうか。お茶くらい自分で作り、冷蔵庫で冷やせばよい。
ごみ問題に関しては削減(Reduce)、再使用(Reuse)、Recycle(3Rという)の順に考えなければならないという。RecycleはReduce、Reuseしてどうしようもなくなってからとる手段のはずだ。しかし行政はリサイクルだけを推奨しているようだ。市民もリサイクルに疲れて削減、再使用を考える暇がなくなっているのではないだろうか。 安井至2003「リサイクル 回るカラクリとまる理由 地球と人間の環境を考える06」日本評論社(ISBN4-535-04826-6) 高月紘2004「ごみ問題とライフスタイル こんな暮らしは続かない 地球と人間の環境を考える08」日本評論社(ISBN4-535-04828-2) 上の本によると、ペットボトルの原価は20円くらい。自社で成型まで行えば10円くらいだそうだ。ちなみに中身はコーヒー系、牛乳系を除くとせいぜい数円だそうだ。たしかに大きなペットボトルで買えばものすごく安い。マーケティングから考えると、消費者は便益を購入しているのであって、価格なんか問題でないのかもしれない。するとレジ袋を有料化して数円であれば皆は黙ってお金を払うだけで、ごみは減らないだろう。 そもそも自動販売機が多すぎる。上の本によると電気の無駄使いで「自動漏電機」だそうだ。ごみのもとになっているのだから課税すべきではないだろうか。
by takaminumablog
| 2005-07-19 11:30
| 読書日記(環境問題)
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