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一級河川、鶴見川

鶴見川は町田市の上小山田町から、横浜市鶴見区の河口までを繋ぐわずか42.5Kmの一級河川である。上小山田町には源流の泉があり,池の真中から水が湧き出している。このあたりののどかな風景からは想像しがたいが、古くから氾濫を繰り返す暴れ川として名高い。
その鶴見川を小学生の孫を連れて時々見学に行きだした。
4年生の孫が「一級河川って何?」と問うので、どこかで読んだ記憶をもとに「複数の県を跨る大きな河川を国が一級と決めている。沖縄は一つの県なので一級河川はない」と答えた。答えてから気になって調べてみたら、大間違い。沖縄に一級河川がないことは正しいが、北海道にも一級河川がたくさんあったし、山形県の最上川も一級河川だった。簡潔に言うと国が「一級」と決めて河川の管理に国が口出しする河川が一級河川だった。「大きい河が一級なのは分かるけど、短い真光寺川にどうして一級と書いてあるの?」と尋ねられた。「真光寺川は、短いけど鶴見川に合流するので水系として一級となっている」と(多分正しく)答えた。「それじゃあ、鶴見川に合流するドブ川みたいなのも一級?」と聞かれたらどうしようと思ったが、聞かれなくて安堵した。
柿生駅の近くに恩廻し公園調整池がある。調整池といっても地上からは見えない地下のトンネル。見学に行くとビデオでしくみの解説が見られる。トンネルの直系は15.4m~16.5もあり、長さは600m。小学校のプールの330杯くらいの水を溜められるようだ。
日産スタジアムが遠くに見えるところに鶴見川流域センターという国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所の管轄の施設がある。その建物の屋上から日産スタジアム周辺の広大な遊水地を見学した。「鶴見川の水量が増えてからスタジアムに駐車している車を外に出す時間があるのだろうか?」と心配したが、各地に自動計測雨量計が設置されていて予測できるらしい。テレメータと言うそうだ。雨量を測る仕組みは庭園の鹿威しのようになっていて、その原理を子供向けに分かりやすく説明する装置があった。雨量だけではなく空中の雨滴も観測できるXバンドMPレーダー網が整備されている。鶴見川流域センター脇に建っている受信施設の横で孫と記念写真を撮った。XバンドMPレーダーについては「雨の降っているとき自宅でインターネットを検索して見てごらん、XTRAINで検索するといいよ」と教えられた。こちら。レーダーの波長、XバンドはCバンドよりも波長が短いためきめ細かい観測ができるらしい。興味ある方はこちらを参照されたい。
もう一つMPとついているが、このMPはマルチパラメーターの略。
なお、鶴見川の遊水地としては2008年に完成した人工地盤の横浜グリーンライン川和車両基地の下が有名である。
いつの間にか、小学生ではなく、おじいちゃんの勉強になってしまったが、おじいちゃん(私)にはこんな難しい原理を子供に説明する能力はない。しかし、雨の降る日に上記のサイトXRAINを開くとどこに雨が降っているかよくわかる。
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写真は恩田川と鶴見川の合流地点。ここでは左(右岸〕の恩田川の方が大きく見える。手前の白い支流は都築水再生センターから来たもの。
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by takaminumablog | 2015-09-13 15:47 | 写真:画像 | Comments(0)