カテゴリ:雑感( 10 )

本当のことは誰が言うのか?

「本当のことは誰が言うのか?」-10年、20年住めない発言について
首相が「福島原発周辺は10年、20年住めない」と発言したらしい。厳密言うと「首相が発言した」と内閣官房参与が発言した。政治家とマスメディアはここぞとばかりに首相を批判している。首相が言ったとすればデリカシーに欠けるとは思うが、マスメディアまで一緒になって首相を批判するのはいかがなものか。「10年、20年住めない」は本当どころか、100年以上住めないと考えた方がよいのではないか。
今回の原発事故の対応は大変まずい。マスメディアはそれに対する批判は手ぬるい。手ぬるいどころか、まずい対応の提灯持ちまでやっている。一例をあげると、事故の直後、首相が視察という名の見物に行き、事故処理の邪魔をした。もう一つ挙げると、原子炉を冷却する小さなプールに水を注ぐため、ヘリコプターで水をまいた。絵にはなるかもしれないが、小さなプールに入るわけがない。「二階から目薬」という言葉がぴったりだ。この時、マスメディアは首相の無能をトップ記事にすべきであった。
マスメディアは福島から遠く離れた首都圏の危険性を煽っているくせに、原発周辺住民の危険性を無視するのはおかしいのではないか。福島原発周辺に住めば、そこでとれた野菜を食べ、そこの水を飲み、そこの牧草を食べた牛からとった牛乳を飲む。魚介類への放射性物質の蓄積についてはもっと危険だろう。
誰かが本当のことを言うべきだ。すでにチェルノブイリの7パーセント以上の放射性物質が放出されている。まだ放出が完全にとまったわけではない。周辺自治体の首長も泣いていないで、30Km圏内の土地をすべて東電(または国家)に買い取る要求をすべきだろう。
追記:首都圏に住む人も放射能に不安に感じているらしい。(それが証拠にまだミネラルウォータが品不足だ)しかし今のところ、福島から遠く離れた首都圏では全く問題ない。たばこの方がもっとずっと怖い。
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by takaminumablog | 2011-04-16 09:58 | 雑感 | Comments(0)

クイズ

夏休みのひと時、クイズに挑戦してください。
次の漢字の誤った読み方を答えよ(正しい読み方ではなく麻生首相がどう読んだかを答えよ)
傷跡、頻繁、未曾有、踏襲、(証券取引所の)前場、詳細、怪我、参画
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by takaminumablog | 2009-08-10 14:12 | 雑感 | Comments(2)

一票の格差

世の中の格差の中で、一票の格差ほどひどいものはないと思っています。皆様も次のウェブサイトにアクセスして自分の選挙権がどれほど過小評価されているか確認してください。
一人一票国民会議
そして今度の選挙でこの状態を違憲と考えないあきれた判事に不信任票を投じましょう。
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by takaminumablog | 2009-08-08 17:23 | 雑感 | Comments(0)

インフルエンザA(H1N1)への対応は十分か?

インフルエンザA(H1N1)の政府や自治体の対応は著しく遅れている!
それに対するマスメディアの批判も突っ込みがたりない。
・発熱外来
発熱のある患者は、保健所に電話で相談し、インフルエンザの疑いがあった場合、発熱外来の紹介を受ける仕組みらしい。私の住むさいたま市では「9か所の発熱外来を確保した」と発表されている。たった9か所。この状態では発熱患者は最寄りの病院に行くだろう。病院はどこも満員。病院の待合室では半径2メートル以内に2、3人が座っている。(2メートル以内にいた人を濃厚接触者というらしい)
発熱外来は広い公園にテントを張り、患者同士の接触のない状態でインフルエンザだけの診断を専門的に行わなければお話にならない。患者がそこまで移動する手段の確保も重要だ。公共交通機関で移動すれば多くの濃厚接触者ができる。
・海外旅行
旅行会社はメキシコのツアーを中止したそうだ。当然だ。しかしアメリカ向けツアーは中止していないらしい。アメリカとメキシコは人の交流が盛んだ。犯罪者や密入国者だけでもものすごい数の交流がある。(アメリカの密入国者は年間80万人とも100万人とも言われている。その大部分がラテンアメリカ系のメキシコ人と中南米人らしい。しかしこのところの不景気と取り締まり強化で減っているという話もある)ましてや旅行者や家族間の交流はものすごい。アメリカの貧しい人への医療制度は貧弱だ。患者数の把握も遅れるだろう。
政府はアメリカ向けのツアーを中止させるべきだ。(現在外務省の海外安全ホームページはビジーでつながらない)
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by takaminumablog | 2009-05-01 14:46 | 雑感 | Comments(0)

e-Taxという名の還付金詐欺

確定申告をパソコンから行えば最大5000円の税額控除があるという話を聞き、試すことにした。国税庁のホームページには確定申告の書類作成をパソコンで行い、印刷して提出する機能があるが、これでは控除は受けられない(当然)。 紙ではなく電子的に送付する場合にのみ控除が受けられる。電子的に送るツールには二種類あり、確定申告のデータを作成する専用のe-Taxソフトをインストールする方法(方法1)と国税庁ホームページの確定申告コーナーでインターネットのブラウザにActive-Xコントロールを受け入れて行う方法(方法2)がある。方法2を使う場合はActive-Xコントロールに対応したIEが必須になる。 いずれの場合も住基カードで私が私であると証明する公的認証ソフトをインストールする必要がある。

我が家(夫婦)で1万円の控除を受けるための投資は次の通りだった。
住民基本台帳カードの発行 500円×2  (以下住基カードと略す)
電子証明書発行        500円×2 (住基カードに情報を書き込むだけ)
ICカードリーダー        2400円   (要するに住基カードリーダー)
投資額合計           4400円
さてこれで準備が整ったと思い、e-Taxソフトと公的認証サービスのソフトをインストールして確定申告のデータを入力し、送付しようとするがe-Taxソフトから住基カードが読めない。国税庁のヘルプによると公的認証ソフトで確認しろとアドバイスされるのみ。もちろん公的認証ソフトでは暗証番号を入力すれば住基カードはただしく読める。しかないので方法2の方も試してみた。後で知ったが方法1より方法2の方が同じデータを二重入力する必要がなく楽。しかしこちらからも住基カードは読めない旨の表示がでて先に進めない。結局確定申告コーナーで作成した紙を印刷して提出する羽目になった。
 インターネットで検索してみるとこのようなトラブルに出会ったのは私だけではないようだ。何かミスしているかもしれないが、特に方法1では住基カードに関してユーザの設定することは何もない。二つのソフトがあり片方から正しく読めるのにもう一方で読めないのはソフトに問題があると考えるべきだろう。(IEのActiveXコントロールを使う方法でもさして難しくない。ちょっとパソコンを知っている人なら間違えようがないことだ。)

e-Taxは「動くシステム」ではなく、「動くこともあるシステム」に過ぎないのではないか?
私を欺罔(ぎもう:人をあざむき、だますこと)「税額控除が得られる」と錯誤に落としいれ、不要な出費をしいた国税庁の行為は詐欺にはならないのだろうか?
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by takaminumablog | 2009-03-14 09:14 | 雑感 | Comments(3)

百名山馬鹿とツアー登山

最近の中高年登山ブームで、困ったことだと思うことが二つある。それはツアー登山と百名山馬鹿の横行だ。

 山で「百名山を全部登った」「あといくつで踏破だ」と自慢する人に出会う。彼らはできるだけ効率的に楽なコースから百名山の三角点に立とうとしているようだ。(私はそのような人を百名山馬鹿と名づけている)「あんたアホか!名山には最も魅力的なコースからゆっくり楽しみながら登るものだろ!」と思いながら話にあいづちを打つのはつらい。大抵の山は、展望のきかない日に三角点に立つ意味はあまりない。ちなみに日本百名山を100日ちょっと(123日)で登ったという馬鹿の先駆者は重廣恒夫。またニュージランドから来た登山家が78日で踏破したそうだ。彼らはそれがビジネスかもしれないが素人は目標にすべきではない。

ツアー登山が流行し事故も発生している。ツアー登山で事故が発生した場合、ガイドの責任が追求される。その責任は自主登山におけるリーダーとは比較にならないくらい重い。しかしツアー登山といえども、参加するからにはある程度、危険が伴うことは承知していなければならない。体力もないのに無理な登山ツアーに参加することは許されない。次の本にもそのような解説がある。
横溝康史2007「登山の法律学」東京新聞出版局
上記のことは当然のことと思われるが、実際に参加する人には必ずしも常識となっていないように感じる。最近同年輩のシニアの方と話をしていると、ツアー登山に行くという人によく出会う。その人たちに、なぜ「自分たちだけで行かないのか」と尋ねると「コースがわからない」という返事が返ってくる。 基本的な知識や装備もない人がツアーに参加している場合があるようだ。

羊蹄山ツアー登山事故(札幌地方裁判所平成16年3月17日判決)は有名だ。平成11年9月の羊蹄山ツアー事故で二人の客が凍死した事故について、添乗員の刑事判決を肯定したものである。(上記の本にもこの事故を基にした説例32として解説がある)この事故についてはこちらも参照。この事故を契機として旅行業ツアー登山協議会され、公正な取引の維持、安全確保、旅行者の利便の増進に勤めているらしい。しかし旅行会社の低価格・低コスト志向が続く限り、ガイド一人当たりの登山客の数は多くなり、安全な登山は難しいのではないだろうか。またツアー登山は特定の山(大抵の場合百名山)に集中しがちで、オーバーユースの問題を招いている。
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by takaminumablog | 2007-10-28 16:59 | 雑感 | Comments(0)

映画「ミリキタニの猫」

評判の映画が終わってしまう前に、と見に行った。色々な人が評論や感想を述べているが、どれも説明しきれていない。 文章では言い表せないので映画を観てもらうほかはない。普通のドキュメンタリーは映画を作る人はひたすら対象を見つめるだけで、影武者のような存在だ。しかしこの映画では話の展開に監督が深く関わっている。路上生活をする画家をハッテンドーフ監督(女性)が自分の家に住まわせることによって成り立っている。同居して主人公ミリキタニの内面を読み取っていく。
石油利権のためだかなんだか知らないが無用な戦争をしているアメリカではあるが、国民の中にはこんな素晴らしい人もいる、と感動した。
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by takaminumablog | 2007-10-25 17:20 | 雑感 | Comments(0)

原子力発電所は「姉歯状態」か?

ついに柏崎原発を停止することになったようだ。この際個人的な所感を述べてみたい。
私は原子力発電に無条件で反対するものではない。化石燃料は有限で、再生可能エネルギーの規模はきわめて小さい。もはや原子力発電なしには人間は生きられない。日本では総年エネルギーの11.8%(2005年度)、電力の34%(2004年度)を原子力発電に依存している。
 しかしそれにしても日本の原子力発電所の耐震基準は極端に低い。浜岡を例にとると、現状は以下のような値を想定した耐震設計になっているそうだ。こちらの記事参照
 1号機、2号機 450ガル
 5~3号機 600ガル
注)ガルとは加速度を表す単位。重力加速度は約981ガルなので、この値を超えると固定されていないものは浮き上がる。
中部電力では現在、浜岡原子力発電所1000ガル(世界最強だそうだ)に耐えられるよう耐震補強をしているそうだ。
ところで世界一の地震大国で実際に観察された値は1000ガルをゆうに超えて次の通り。
 阪神大震災 800ガル (webでは精密な観測値が見付からない、阪神大震災以降計測地が増えた)
 2004年の中越地震 1722ガル 新潟県川口町
 能登半島地震 1304ガル 石川県輪島市
 今回の中越沖地震 1019ガル (柏崎市)
電力会社による「原子力発電所の立地は活断層を避けている」「硬い岩盤に固定されている」など言い訳を耳にするが、今回の地震でも解説されているように、日本中、活断層がどこにあるかよく分かっていない。特に海底はまったく調べられていない。
 なお原子力発電所の耐震性に対する内部告発については池田信夫ブログJanjanの記事参照。なお池田信夫ブログでは「M8以上の大地震が30年以内に80%以上の確率で起こるとされる東海地震」と記述されているが最近は「東海」に地域を限定する考え方は誤っていたという意見が主流である。地震調査研究所から、東南海地震の発生確率は10年以内10~20%程度、30年以内60~70%程度、50年以内90%程度という長期評価が発表されている。マグニチュードは東南海単独で発生した場合8.1前後、南海地震と同時発生の場合8.5前後。くわしくはこちら。
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by takaminumablog | 2007-07-18 16:39 | 雑感 | Comments(0)

林道は何のためにあるのか

今回は読書感想ではなく、私の感想。
最近、「林道談合」が話題になっているせいもあり、表題の疑問が思い浮かんだ。疑問に答えてくれる情報源を探したが、一般向けの解説書は見つからなかった。唯一見つけたのは林道評論センターをいうウェブサイトだ。所長は内容について「情報についての信頼性・保証等は一切ございません」と宣言されているが、なかなか面白い。
 表題の疑問に対して、普通の人は「木材を運んだり、林業労働者が移動に使う」と思っているだろう。たしかに私の若い頃(数十年前)は林業関係の車によくであった。空荷になった軽トラックにも乗せてもらった。しかし最近林業に関係した車に出会うことはほとんどなくなった。林道で出会うもの林道の保守作業と登山やバイクなどの広い意味での観光。ただし観光が目に付くのは、私自身が観光目的で林道を利用しているからだろう。おそらく林道とは林道保守のために用いる道路というのが実態であろう。(この仮説を実証すべく林道の交通量調査を探したが見つからなかった。やっているのだろうか)
 かって林道を林業だけを口実として林道を作りつづけることが限界となり林業以外の産業振興や観光などの地域振興も目的とした「スーパー林道」(正式名称は特定森林地域開発林道)なるものが作られた。1965年から1990年の間に1,179Kmも作られたらしい。スーパー林道とは分かりやすく表現すると、林業にはほとんど使われない林道である。(現在は特定森林地域開発林道という区分けはなくなっているが、個々の林道にはスーパー林道の名を残すものがある)
 以前もブログに書いたことがあるが、林業従事者の数も考慮しないで過剰に針葉樹を植林し、林道を作って自然を破壊している。官製談合も問題ではあるが、林道が多すぎるのはもっと問題ではないのか。
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by takaminumablog | 2007-05-25 09:56 | 雑感 | Comments(0)

「自己責任を忘れた登山者」と「環境破壊促進判決」

今回は読書感想ではありません。私は法律のことはまったく分かりません。ただ個人で登山やハイキングを楽しむのでこの種の事件に興味があるだけです。

「奥入瀬渓流落木事故訴訟」というのがあった。この事件についてはいろいろ報道されている。たとえばこちらの共同通信の記事参照。これに先立ち東京地裁の判決の要旨はこちら。
事件のあった場所には行ったことがないので、どの程度観光地化したところか分からないが、被害にあった人にも過失責任はないのだろうか、と疑問がわく。青森県にしてみれば、借用したところでもないところで起こった事故にも管理責任を問われるのは不満だろう。

実は、この訴訟の前に「大杉谷吊橋訴訟」とよばれるばかげた訴訟があった。(裁判官は判例を大切にするので奥入瀬渓流落木事故訴訟に影響を与えたのでは?と素人推理している)
大杉谷についてWikipediaには次のような記載がある。(wikipediaではURLが変わってしまうため、リンクをつけていません。確認が必要な方は各自検索してください)
1979年9月15日、登山サークル一行(ほとんどが初心者)52名が、老朽化した吊橋を「通行は一人ずつ」との警告板を無視し10人ずつ渡った結果、ケーブル2本のうち 1本が切断し1名が墜落死亡1名が重症を負った事故。 当該サークルは、1泊2日で行程を組んでいたため、当該吊橋で待たされると日没までに山の家に到着しなくなることを恐れ、前に渡っている登山客が制止する にもかかわらず通行した。
本事故に関するサークルリーダーの刑事責任は、不問とされた。
遺族は、三重県と国に対し、国家賠償訴訟を神戸地裁に起こした。 神戸地裁は、三重県には吊橋の管理に瑕疵があり、国には吊橋の設置管理費用負担者の責任がある、一方死亡者にも警告板を無視した過失があるとして3割を減額した賠償を命じた判決を下した。
本判決に原告・被告とも控訴した。 特に被告側は、裁判官が被告側の要求する現地検証を拒否し、登山道を「ハイキングコースであり、スカートやヒールでの登山客もいる。」と認定するなど大きな事実誤認をしたと主張した。 控訴審では、被告側の主張を一部入れ、死亡者の過失割合を4割に増やした。 被告の上告を受けた最高裁では、国を費用負担者と認定せず、三重県には上告棄却(敗訴)、国には原審破棄(勝訴)の判決を下した。
本件を契機として、環境庁は登山道の安全に神経を尖らせ、多くの登山道が通行禁止となり、自然保護団体からは自然破壊と評されるくらいの登山道整備を行った。 本登山道も、岩盤に発破をかけてまでして登山道を整備し、1983年に再開された。

中立的な記事とは言い難いかもしれないがこちらにも解説がある。
私は、この事件が起こるかなり前、10人ほどのパーティーで大杉谷に行ったことがある。「一人ずつ」という注意に従い、怖い思いをしながら吊橋をわたった記憶がある。もちろんスカートやヒールでは歩けないかなりきついコースであった。(このコースの終点である大台ケ原山頂は簡単に行くことができる) 事故の後、登山道が整備されたらしいが、それでも遭難事故が起こっている。
最近、登山ツアーが盛んである。パーティーの人数が多くなる体力にばらつきが出るため、危険だと思うが10人以上が多いようだ。すれ違う人に道を譲らない、小走りになったり、草地に踏み込んだり、困った存在だ。私などは「よく事故が起こらないな」と感心している。
これからは、ひとたび事故がおこったら、ツアーの会社やガイドは(自分の責任を転嫁するため)登山道の管理者を訴えるようになるだろう。なんせ判例があるのだから。
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by takaminumablog | 2007-02-15 14:32 | 雑感 | Comments(4)