林道は何のためにあるのか

今回は読書感想ではなく、私の感想。
最近、「林道談合」が話題になっているせいもあり、表題の疑問が思い浮かんだ。疑問に答えてくれる情報源を探したが、一般向けの解説書は見つからなかった。唯一見つけたのは林道評論センターをいうウェブサイトだ。所長は内容について「情報についての信頼性・保証等は一切ございません」と宣言されているが、なかなか面白い。
 表題の疑問に対して、普通の人は「木材を運んだり、林業労働者が移動に使う」と思っているだろう。たしかに私の若い頃(数十年前)は林業関係の車によくであった。空荷になった軽トラックにも乗せてもらった。しかし最近林業に関係した車に出会うことはほとんどなくなった。林道で出会うもの林道の保守作業と登山やバイクなどの広い意味での観光。ただし観光が目に付くのは、私自身が観光目的で林道を利用しているからだろう。おそらく林道とは林道保守のために用いる道路というのが実態であろう。(この仮説を実証すべく林道の交通量調査を探したが見つからなかった。やっているのだろうか)
 かって林道を林業だけを口実として林道を作りつづけることが限界となり林業以外の産業振興や観光などの地域振興も目的とした「スーパー林道」(正式名称は特定森林地域開発林道)なるものが作られた。1965年から1990年の間に1,179Kmも作られたらしい。スーパー林道とは分かりやすく表現すると、林業にはほとんど使われない林道である。(現在は特定森林地域開発林道という区分けはなくなっているが、個々の林道にはスーパー林道の名を残すものがある)
 以前もブログに書いたことがあるが、林業従事者の数も考慮しないで過剰に針葉樹を植林し、林道を作って自然を破壊している。官製談合も問題ではあるが、林道が多すぎるのはもっと問題ではないのか。
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by takaminumablog | 2007-05-25 09:56 | 雑感 | Comments(0)
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